2020年11月10日(火)〜12日(木)にオンラインでの開催となったvmworld2020について、レポート記事を書こうと思います。
vmworldとは
以前まではvForumという名前で日本でも毎年開催されていたVMwareの技術カンファレンスです。
旧来は、ホテルの巨大な会議室でのセッションや、パートナー企業によるソリューション展示ブース、ハンズオンでVMware製品を体験できるエリアなどがあるイベントでした。
今年はコロナの影響もあり、オンラインでの開催となったため自宅から、聴講したいセッションの配信を選んで視聴するというスタイルに変化していました。
また、オンデマンド配信/資料ダウンロードは2021年1月29日までであれば視聴/ダウンロード可能なようなので、ぜひ覗いてみてください。
印象に残っているセッション
私が最も印象に残っているセッションはvSphere の次のバージョンでの新機能の紹介セッションです。
VMware vSphere 7.0 – What’s New and What’s Next
vSphere 7.0ではKubernetesをVMware Cloud Foundationへのアドオンとして提供され、次ぐvSphere7.0 update 1ではvSphere Enterprise plusでアドオンされるようです。
コンテナをvSphere上でサポートする動きは前々からProject Pacificという名前で進められていたのですが、名前が変更され、更にEnterprise plusで使えるようになるとのことなので、より導入の敷居が下がったといえます。
オンプレミスでコンテナオーケストレーションツールを導入する上で、VMware技術者が多いプロジェクトなんかでは、かなり受け入れられやすくなったのではないかなと思いました。
他にもDRSのアーキテクチャが刷新され、効率が良くなったのと、vMotionもダウンタイムの短縮などが行われているようです。
特に私が注目しているのが、Clustered VMDKという機能です。
vSphere 6.7までは、異なるESXi上の仮想マシンをサードパーティ製のクラスタソフトでクラスタリングする場合は、物理互換モードのRDMを使用する必要がありました。
それが、共有ディスクのVMFSデータストア上のvmdkを使用できるようになるみたいです。
RDMだとLUの切り方を考えたり、OVFがそのままだと取得できない、スナップショットも取得できないなどの問題がありましたが、vmdkになるということは、現時点で前述のような操作ができるかわかりませんが今後対応されることになるのだろうと思います。
これはかなり嬉しいアップデートでした。
Odysseyチャンピオンシップについて
今回特に面白かったのがVMware Odysseyチャンピオンシップというものです。
制限時間内に、課せられた課題をいかに早くクリアできるかを競う、インフラ構築のゲームみたいなもので、私も参加しました。
2日目のVMware Horizonと3日目のVMware NSX-Tに参加しました。
数年前にHorizonとNSX自体は触ったことがあったのですが、現在のUIは当時と全然違い、また実施する設定や概念も新しくなっていたので、なかなか難しかったです。
3日目のNSX-Tの方でなんとか10位以内に入賞することができ、景品であるハンモックを頂きました!
まだ開封していませんが、キャンプに行く機会があれば使わせていただきます。
まとめ
今回は技術カンファレンスのレポートを書いてみました。
聴講したセッションなどは、聞いてメモを取るだけでなく、アウトプットすることで、思い出したり調べ直したりするので知識が定着する気がします。
今後も勉強会やカンファレンスに参加した際はこのブログにてレポートを書こうと思います。
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