Windows 10などのクライアント用OSのキッティングや、Windows Server 2016などのサーバOS構築時に、各種情報を取得できるツール「Get-SysConfig.ps1」をGitHubで公開しました。
これはServerBuildUtilitesに含まれています。
取得できる情報の一覧はこちら
ダウンロード方法についてはこちら
ツールの説明
Windows OSのサーバ構築でよく必要になる情報をいっぺんに取得するツールを作成しました。
200行ほどのPowerShellスクリプトなので、スクリプトを配置するだけで使用できます。
使用後はスクリプトを削除すればサーバを汚すこともありません。
使い方
GetSysConfigフォルダしたのrun.batを右クリック⇒管理者として実行してください。
自動的にコマンドプロンプトが起動して各種情報を収集します。
動作中は同じフォルダ内にtmpフォルダが作成されますが触れないようにしてください。(試していないですが、処理の終盤でリネームしてアーカイブ化するので、おそらく動作不良を起こします。)
処理が完了するとEnd Get-SysConfigと表示され、「続行するには何かキーを押してください」と表示されます。
Enterを押すとコマンドプロンプトが閉じます。
元のフォルダを見ると<ホスト名>_日時.zipというファイルが作成されています。
以下のようなファイルが作成されています。それぞれの内容はこちらをご覧ください。
動作環境
動作確認済み環境は以下です。
Windows 10 Pro Version 1909
Windows Server 2016 Standard
また、README.txtにも記載していますが、現在のバージョンでは不要となっていますが、役割と機能の追加で追加できる機能の情報取得にはRSATのモジュールが必要です。
取得情報のリスト
・hosts(ディレクトリ)
C:\Windows\System32\drivers\etc\ に格納されているファイルを取得します。
・OS_Version.txt
OSのバージョン情報を取得します。
・systeminfo.txt
systeminfoコマンドの結果を取得します。
・PatchList.txt
適用されているパッチのリストを取得します。
・Application_evt.csv
・Application_evt.evtx
・System_evt.csv
・System_evt.evtx
Application、Systemのイベントログを取得します。
・Get_Volume.txt
ボリューム情報を取得します。
・Get_ChildItem__drive.txt
存在するドライブのディレクトリ情報を取得します。
・Get_ComputerInfo.txt
Get-ComputerInfo コマンドの結果を取得します。
・Get_LocalGroup.txt
・Get_LocalUser.txt
ローカルユーザ、ローカルグループ情報を取得します。
・Get_NetFirewallProfile.txt
ファイアウォールの設定情報を取得します。
・Get_Service.txt
サービス一覧を取得します。
・Get_WindowsOptionalFeature.txt
・Get_WindowsFeature.txt
クライアントOSであればGet-WindowsOptionalFeature
サーバOSであればGet-WindowsFeatureの結果を取得します。
・gpresult.txt
・secedit.log
グループポリシーの結果セット、およびセキュリティポリシーを取得します。
・ipconfig.txt
ipconfig /all の結果を取得します。
・route_print.txt
route print の結果を取得します。
・MemDump.txt
仮想メモリの設定情報を取得します。
・w32tm_query.txt
・Registry_W32Time.txt
NTPの設定情報と実行状況を取得します。
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