WindowsServer構築時に情報を取得するツールGet-SysConfig.ps1を公開しました

Get-SysConfig実行例 Windows
Get-SysConfig実行例

Windows 10などのクライアント用OSのキッティングや、Windows Server 2016などのサーバOS構築時に、各種情報を取得できるツール「Get-SysConfig.ps1」をGitHubで公開しました。

これはServerBuildUtilitesに含まれています。

ServerBuildUtilities/Windows/GetSysConfig at v0.0.1 · tokku5552/ServerBuildUtilities
A collection of tools useful for server construction - tokku5552/ServerBuildUtilities

取得できる情報の一覧はこちら

ダウンロード方法についてはこちら

ツールの説明

Windows OSのサーバ構築でよく必要になる情報をいっぺんに取得するツールを作成しました。

200行ほどのPowerShellスクリプトなので、スクリプトを配置するだけで使用できます。

使用後はスクリプトを削除すればサーバを汚すこともありません。

使い方

GetSysConfigフォルダしたのrun.batを右クリック⇒管理者として実行してください。

自動的にコマンドプロンプトが起動して各種情報を収集します。

動作中は同じフォルダ内にtmpフォルダが作成されますが触れないようにしてください。(試していないですが、処理の終盤でリネームしてアーカイブ化するので、おそらく動作不良を起こします。)

 

処理が完了するとEnd Get-SysConfigと表示され、「続行するには何かキーを押してください」と表示されます。

Enterを押すとコマンドプロンプトが閉じます。

 

元のフォルダを見ると<ホスト名>_日時.zipというファイルが作成されています。

 

以下のようなファイルが作成されています。それぞれの内容はこちらをご覧ください。

動作環境

動作確認済み環境は以下です。

Windows 10 Pro Version 1909

Windows Server 2016 Standard

また、README.txtにも記載していますが、現在のバージョンでは不要となっていますが、役割と機能の追加で追加できる機能の情報取得にはRSATのモジュールが必要です。

取得情報のリスト

・hosts(ディレクトリ)
C:\Windows\System32\drivers\etc\ に格納されているファイルを取得します。

・OS_Version.txt
OSのバージョン情報を取得します。

・systeminfo.txt
systeminfoコマンドの結果を取得します。

・PatchList.txt
適用されているパッチのリストを取得します。

・Application_evt.csv
・Application_evt.evtx
・System_evt.csv
・System_evt.evtx
 Application、Systemのイベントログを取得します。

・Get_Volume.txt
ボリューム情報を取得します。

・Get_ChildItem__drive.txt
存在するドライブのディレクトリ情報を取得します。

・Get_ComputerInfo.txt
Get-ComputerInfo コマンドの結果を取得します。

・Get_LocalGroup.txt
・Get_LocalUser.txt
ローカルユーザ、ローカルグループ情報を取得します。

・Get_NetFirewallProfile.txt
ファイアウォールの設定情報を取得します。

・Get_Service.txt
サービス一覧を取得します。

・Get_WindowsOptionalFeature.txt
・Get_WindowsFeature.txt
クライアントOSであればGet-WindowsOptionalFeature
サーバOSであればGet-WindowsFeatureの結果を取得します。

・gpresult.txt
・secedit.log
グループポリシーの結果セット、およびセキュリティポリシーを取得します。

・ipconfig.txt
ipconfig /all の結果を取得します。

・route_print.txt
route print の結果を取得します。

・MemDump.txt
仮想メモリの設定情報を取得します。

・w32tm_query.txt
・Registry_W32Time.txt
NTPの設定情報と実行状況を取得します。

Windows Serverの勉強におすすめの本

Windows Serverの勉強には、MCPの資格本を使うのがおすすめです。
ハンズオン形式での手順なども記載されているので、実機を触りながら勉強することができます。

この記事を書いた人

渋谷で働くよわよわエンジニア。TypeScript(Next.js/Node.js)/Golang/AWS/Flutterなど
LINE API Expert(2023/1~)

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